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■エイ上目シビレエイ目シビレエイ科シビレエイ属

■静岡県 黄金崎

大きな発電能力を有する動物といえば、デンキウナギ・デンキナマズ・シビレエイあたりがメジャーどころと言えましょう。

しかしデンキウナギ・デンキナマズはそもそも身近に生息しておらず、また発電力が強力すぎて危険でもあります。
一方シビレエイは、本州太平洋側においては「まあ時々いる」程度にはみられ、その脅威度もさほどではないため、最も身近な発電生物ではないかと思います。

エイの尻尾は、先が細くなっているものが大部分ですが、本種についてはウナギの尻尾のように丸いヒレがついており、同じく丸い背びれと相まって可愛いです。

よく見ると、目玉のすぐ後に噴水孔があります。これのせいで目が大きく見え、ユーモラスな表情にも見えます。

シビレエイを見かけると、子供の頃に読んだ小説「海底二万マイル」を思い出します。
海洋生物の分類についてだけ異様に詳しい青年コンセイユは、うっかりシビレエイに触れ、その電撃でひっくり返ってしまいます。

怒ったコンセイユは「僕はコイツに復讐してやります。食べてやるのです」と述べてシビレエイを調理したものの、硬くて食えたものではなかったというオチだったと思います。

しかし実際のところ、本種の触感は結構プニプニしており、硬めのわらび餅のようです。
硬くて食えないという程ではないと思われ、シビレエイを食べてみた系のブログも散見されます。
日本産とは種類が違うのでしょうか?

それから私が多少プニプニした程度では電気を出してくれません。刺激が足らんのか?充電中なのか?

ということで今のところ、どの程度の攻撃力なのかが不明です。
いつかシビれてみたいと思っています。

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